
美味しいバナナの選び方は皮・表面の特徴を抑えれば分かるようになります。
- 美味しい見分け方
- 悪いバナナの見分け方
- 食べ頃の目安
- バナナの種類と特徴
- 熟すと腐ると違いは?
- 残留農薬は大丈夫?



美味しいバナナの特徴を覚えて、同じ値段でより美味しいバナナ見つけてあげましょう。
美味しいバナナの選び方。


全体的に黄色。



まず1番にバナナの全体の色を見ましょう。
キズがなく”真っ黄色なバナナ”は良いバナナです。
黒い斑点、シュガースポットが出ていたら食べごろの証ですが、正直言って保存が効きません。
すぐに完食するならそれでも構いませんが、そうでなければ避けたほうがいいでしょう。
角に丸みがある。
バナナの形が曲がっている・真っすぐなどではなく、角です。
縦に入っている角に丸みのあるものが良く、角ばっているものは良くありません。
茎が太くて短いもの。
房からバナナの実までの茎が太くて短いものが良い証拠。
尚且つ、ヘタにキズがなければより良いバナナと言えます。
茎が青いバナナは大丈夫。
バナナは緑色の状態で収穫され、室(むろ)と呼ばれる場所で追熟され黄色くなります。
基本的には皮が黄色くなれば出荷されるので、茎はまだ緑色のバナナも多くあります。
バナナが完熟すると茎も黄色くなりますが、これをしないのは害虫の侵入を防ぐためで良くないバナナの特徴ではありません。
茎が緑色のバナナの買ったときは、茎が黄色くなるまで待ち、シュガースポットがポツポツつ出てきてから食べるようにしましょう。
悪いバナナの特徴。


黒ずんだ箇所がある。



バナナは、とてもデリケートでぶつかったりすると、その箇所が黒くなってしまいます。
皮の表面を見たとき、黒ずんだくぼみやへこみ・傷があるものは中の果肉も黒くなっている場合が多いので選ばないようにしましょう。
シュガースポットが多い。
シュガースポットが出始めたら食べごろですが、出過ぎているとバナナは完熟状態になっています。
完熟=腐る1歩手前ですので、購入するのはヤメておいたほうがいいです。
硬さがない。
触ってみて柔らかいバナナは完熟しているので買うことはオススメできません。
特に茎に近い部分から熟していくので、購入する際は1度触って確認したほうがいいです。
バナナの食べ頃は?
ほとんどのバナナは熟してから(黄色になってから)市場に出回るので、バナナの食べ頃は好みによって分かれてしまいます。



基本的にはシュガースポット、黒い斑点がポツポツと出てきたら完熟した証拠で食べ頃のサイン。
ここからさらに熟すにつれ、黒い斑点が多くなってきます。
バナナの中に含まれている酵素は、熟すにつれ、でんぷんを糖分に変える働きがあり柔らかくなるので消化がよくなります。
甘さも増すので”甘いのが好き”って人はシュガースポットが多めに出たときを目安にしてください。
ただ、バナナは熟す過程でビタミンやミネラルが減少する研究結果が発表されています。
一方で日本の研究者によれば、バナナは熟れるほど(シュガースポットが多くなるほど)抗酸化物質と抗ガン特性が増加する発表もされています。



抗ガン特性はシュガースポットの色が黒いほど強いみたい。
比較として、完熟したバナナと緑色のもぎたてバナナとでは免疫力を高める効果が8倍も違います。
ただし、完熟=腐る一歩手前なので、少しでも違和感があるなら破棄しましょうね。



逆に体に良くありませんので・・・。
食べ頃の目安 | 予想の糖度 |
---|---|
緑があって半分黄色 | 10度~18度 |
まっ黄色で斑点なし | 19度~22度 |
シュガースポットが所々にある | 21度~24度 |
バナナの旬。
バナナのほとんどは日本国内で生産されておらず外国からの輸入品が多くを占めています。
よって、バナナの旬は年間通していつでも美味しいバナナを食べることができます。
国内に流通するバナナの約90%はフィリピン産。
残留農薬は大丈夫?



バナナは輸入果物なので残留農薬が気になるところですよね。
この問題に関しては大丈夫で、日本へは厳しい検査を経て輸入されるので健康への心配はありません。
輸入検査では、植物防疫法に基づいた害虫の検査と食品衛生法に基づいた残留農薬検査などが行われます。
この2つの検査に合格して初めて輸入が許可されるので、輸入品だからといって特別心配することはないのです。
バナナの種類と特徴。
フィリピンバナナ。
一般的に出回っているのがフィリピンバナナです。
その中で「キャベンディッシュ」という品種がほとんど。
最近では甘熟王やスウィーティオバナナといったバナナも多いです。
モンキーバナナ。
小型の生食用バナナで、別名「セニョリータ」ともいわれています。
皮が薄く甘いのが特徴的。
小さい分味が濃縮されていて濃厚な味わい。
モラード。
皮が赤紫から赤茶色の生食用のバナナです。
甘みがあっさりとしていて少し酸味があるが特徴的。
あまり見かけない品種。
台湾バナナ。
台湾産のバナナで北蕉(ほくしょう)や仙人蕉という品種が中心。
昭和の頃は高級品のバナナとして扱われていたよう。
バナナの熟すと腐るの違い



先ほど提示した「シュガースポットが所々にある」この状態こそバナナが熟した証。
食べ頃の目安 | 予想の糖度 |
---|---|
緑があって半分黄色 | 10度~18度 |
まっ黄色で斑点なし | 19度~22度 |
シュガースポットが所々にある | 21度~24度 |



それを越した「シュガースポットが多い」は腐っている可能性が高いです。



バナナは熟した状態(食べ頃)を過ぎると、だんだんシュガースポットが多くなって皮が薄くなり腐ります。
バナナが腐るとどうなる?
- 臭い
- 白い物がある(白カビ)
- ふにゃふにゃしている
- ドロドロしている
- 苦い・酸っぱい



腐ってる?と思った時点で食べないほうがいいですね。
美味しいバナナの選び方・見分け方。3つのポイント。熟すと腐るの違い。まとめ。



バナナの熟すと腐るは紙一重なので、違和感を感じたら食べるのはやめましょう!

