セレンとは?
昔では毒性の強い微量元素として知られていました。が、最近?の研究によって人(身体)にとって必要な微量元素であることが証明されています。
酵素やたんぱく質の一部を構成し抗酸化反応があることからセレンには抗酸化作用があり、老化を防ぐ効能や免疫力を高める効果があるのでガン予防にも期待できる働きがあります。
病気死亡率の高いガンを予防できるわけですから、是非ともセレンを意識して摂取したい!っと思うのが人間です。
ただ、セレンに強い毒性があるのは昔から変わりません。
必要量と中毒量の境界線が極めて小さいのでセレンの過剰摂取による副作用はを危険な病気の原因にもなるんです。
っと。その前に微量元素について一言。
微量元素とは?
これら4つを除いた他の元素のことをミネラルといい、そのミネラルの中で少量しか存在しないものが微量元素と呼ばれています。
なのでセレンは微量元素。つまりはそうゆうことです。
セレンの過剰摂取。
セレンの過剰摂取による副作用は爪の変形や脱毛、疲労感、焦燥感。胃腸障害からくる下痢や嘔吐などがあります。酷くなると神経障害、心筋梗塞、呼吸困難、賢不全、末梢神経障害などの発症を招きます。
セレンの1日の推奨量
セレンを含んでいる食品は多く、その中でも魚介類に多く含まれています。
セレンを含んでいる食品。
主な食品のセレン含有量です。(食品100g辺りのセレンの含有量µg)
植物性食品
食品 | セレン
(µg/100g) |
食パン | 24 |
納豆 | 16 |
えんどう | 11 |
ゴマ、乾 | 10 |
米みそ、辛みそ | 9 |
あおのり | 7 |
干しひじき | 7 |
豆腐、木綿 | 4 |
精白米 | 1 |
動物性食品
食品 | セレン
(µg/100g) |
カツオ節 | 320 |
うに | 220 |
あんこう(肝) | 200 |
かつお | 100 |
豚レバー | 67 |
卵 | 32 |
豚肉、脂身なし | 23 |
鶏肉 | 22 |
わかさぎ | 22 |
(日本食品基準成分表2015年版のデータより引用)
※セレンの含有量は産地の土壌や飼育飼料によって大きく変動します。
セレン不足より過剰摂取に注意。
上記の表を見てもらうと分かるように、日々の食生活の中でセレン不足になることは日本ではないので、サプリメントなどでセレンを服用している人は特に注意が必要。
セレンの1日の推奨量は18歳以上の男性で30µg、18歳以上の女性で25µg。
例えばカツオ節を100g食べただけで1日の推奨量の約10倍近く摂取することになるんですよね。
セレンが必要な微量元素であることは変わりませんが、毒性が強く必要量と中毒量の差が小さいので摂取量の見極めが大切です。
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