今回は白湯がもたらす健康・美容効果についてや飲むオススメのタイミング、理想の作り方などお話ししていきたいと思います。
白湯のルーツはインドの伝統医学「アーユルヴェーダ」にあると言われていて、認識としては【湯冷まし】と同じで大丈夫です。
水を沸かして限りなく無菌状態にした口当たりが滑らかな水のことで、免疫力の低い「赤ちゃん、病人」の方でも負担なく飲むことができるほか、身体を温めてくれるので代謝向上・血行促進、デトックス効果もあるので美容にも期待できます。
- 白湯の効果効能
- 白湯ダイエットのやり方
- 正しい白湯の作り方
- 飲むオススメのタイミング
- 1日で飲む量
- 理想的な飲み方
白湯の読み方

白湯の読み方について少々お喋りを交えておきます。
”白湯(さゆ)と白湯(パイタン)”
医療や私生活なら【さゆ】と表現されますがラーメン業界なら【パイタン】と言われるんですね。
この記事を読み進めていくにつれて「パイタン・パイタン」と読まれては本末転倒なので記事の序盤ですが【さゆ】と読み進めてください。と主張しておきます。(真面目)
白湯から得られる健康・美容効果
- 冷え性改善
- 美容効果
- デトックス効果
- ダイエット効果
冷え性改善
白湯を飲むことで内臓・胃腸が温まり血流が良くなります。血流が良くなることで体が温まり冷え性改善に繋がる訳ですが、朝だと体内の活性化にもなって目覚めがよくなります。
美容効果
血流が良くなると、老廃物が流れニキビや肌荒れの予防・改善になります。
肌トラブルの原因の1つは血流が悪くなり老廃物が溜まってしまうからなんですね。
でも白湯を飲むことで良くなるので美容効果に期待できます。
デトックス効果
「アーユルヴェーダ」では朝に白湯を飲むことで、体内を浄化・綺麗にしてくれる効果があると言われています。
実際に白湯を飲むことで内臓が温まり体内が活性化されるので老廃物の排出、白湯には不純物が入っていないため体内に吸収されやすく利尿作用が高まる効果があります。
ダイエット効果



デトックス効果があるので当然ダイエットにも効果的なんですよね。
内臓の温度が上がり各臓器の働きが活発になります。特に胃腸の働きが活発になると食べた物の消化スピードが早くなり不要なものを体外へ出すので痩せる体質にもなります。
血行もよくなるので白湯の1番の効果効能はダイエットと言っても過言ではありません。
ただすぐに効果が表れる訳ではないので継続することが大切です。
白湯を飲むタイミング
もっとも効果的に白湯を飲むタイミングがあります。
それは【朝・食事中・寝る前】この3つのタイミングに白湯を取り入れることなんです。
朝に飲む白湯が1番効果的
就寝時は多くの水分を失っていて、水分不足が続いてしまうと健康障害が出るほか、美容にもよくありません。
多い日には1リットル以上も失われていることもあるので、朝起きてすぐに水分補給することが大事なんです。
しかし目覚めてすぐは内臓が冷えていて、胃腸に負担をかけてしまうので冷たい飲み物や刺激的な飲料はよくありません。



そこで1番いいのが白湯なんですね。
温かく胃腸に負担をかけることなく飲めてスムーズに水分補給できます。
同時に内臓を温める効果もあるので、胃腸の動きが活性化され消化機能の向上にも期待でき、全身の血の巡りが良くなります。
結果、朝1番に飲む白湯が効果的で体内を活性化してくれるので目覚めの1発に最高なんですね。
朝に飲む白湯の飲み方



朝食を食べる30分前、コップ1杯の白湯をゆっくりと飲むことが大切です。
上記でもお話しした通り、白湯には胃腸の動きを活発にし消化機能の向上効果があるので食べる前に飲んでおいたほうがいいんですね。
そしてゆっくり飲むのもポイントです。
白湯は飲料の中でも人体に優しい飲み物ですが、慌てて飲むのはよくありません。



まぁ冷たい飲み物ではないのでガブガブ飲めないと思いますが(苦笑)
食前、食事中もオススメ
消化機能の向上効果があるので朝食以外の食前・食事中の飲み物として白湯を飲むのも効果的で、食べた物の栄養素をスムーズに吸収してくれるおまけ付き。
コップ1~2杯を目安に飲みましょう。
ただ、食後すぐに飲むのはよくありません。
白湯だからではなく、食後すぐに水分を摂取してしまうと消化機能の低下を招き逆効果になるので、少なくとも食後30分以上時間を空けてから飲むようにしましょう。
寝る前に飲む白湯。
寝る前に温かい飲み物を飲むと体が温まり睡眠誘導効果があるのはご存知ですよね。
もちろん白湯にも同じ効果があります。
白湯ならホットミルクの脂肪分、コーヒーやお茶に含まれているカフェインなどを気にすることなく飲める利点もあるんですね。



トータル的に1日を通して白湯を飲むことがいいんですが、いくら体に良くても飲み過ぎには注意が必要でして1日に飲む適切な量があります。
飲む白湯の量は1日600~800mlが目安
1日の水分摂取量は1.5~2リットル程度でそれ以上飲んでしまうと、むくみや体調不良の原因に繋がります。
白湯は1日を通して少しずつ飲むこと、継続することに意味があるので飲む水分が白湯だけの生活は厳しくもあり、続けるのが困難になります。
そこで1日に飲む白湯の量は600~800mlを目安に飲むほうがいいんです。
白湯の作り方



白湯の作り方はとても簡単で、1番のオススメはやかんor鍋で作ることです。
約800mlの水を入れても吹きこぼれない大きさの物を使います。
水を入れたらフタをして火にかける。水道水で大丈夫。
沸騰したらフタを取って、そのまま10~15分ほど沸かし続けて完成。
水道水に含まれている不純物は沸騰することで消毒されます。ただ塩素を取り除くには沸騰状態を10~15分続ける必要があるのです。
白湯を作った後は必ずフタをしましょう。早く冷めて欲しいからといってフタの開けっ放しはヤメましょう。空気中の雑菌やホコリが入ってしまいます。
- 電子レンジで作る場合
-
- マグカップにミネラルウォーターを入れる。
- 500wの電子レンジで1分半加熱。
- 時間をかけて少しずつ飲む。
- 電気ポット、ケトルで作る場合
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- 飲みたい分のミネラルウォーターを入れて沸かす。
- 飲める温度まで冷ます。
- 時間をかけて少しずつ飲む。
白湯は水道水で作っても大丈夫?



やかんや鍋を使う場合は水道水で大丈夫です。
沸騰した後も10分~15分加熱し続けることで水道水に含まれている塩素など(カルキ・トリハロメタン)を取り除くことができるからです。
浄水器がある場合は浄水した水を。ミネラルウォーターを使う場合でも作り方は同じ方法で大丈夫ですよ。



ミネラルウォーターは日本産がオススメ!


白湯が臭い・まずいと言われている理由



これは水道水に含まれている塩素が残っているからです。
沸騰後も10分~15分加熱、ココの工程で水道水に含まれている塩素が取り除かれます。
沸騰のみで終わった場合、電子レンジや電気ポット・ケトルで白湯を作る時は沸騰のみになってしまうので塩素などが残り「臭い・まずい」といった味わいになるのです。



やかんや鍋で作るときは沸騰後も10分~15分加熱。電子レンジや電気ポット・ケトルで白湯を作る時はミネラルウォーターを使うと良いですよ。


理想的な白湯の飲み方



基本的に白湯は1日1回その日の分を作って飲み干すのが理想とされています。
1回に作る分量が、約800mlの水から白湯を作って1日を通してチビチビと飲む感じです。(あくまで理想)
白湯の温度は40℃~70℃ほどで保温状態をキープしなければいけません。
健康目的で飲む白湯は1度冷めたら温め直すことはNGとされていて、これはインドの伝統医学である「アーユルヴェーダ」からきているのです。
「アーユルヴェーダ」では自然界と同じで人の身体も【火・水・風】の要素で成り立っていると考えられていて白湯にも同じ要素があります。
”水を火にかけて沸かす(気泡=風)”
このようなことからも白湯は身体にいい飲み物という理由があります。



そこで冷めてしまった白湯をもう1度加熱してしまうと、このバランスが崩れるからよくないという理由が付け加えられる訳なんです(苦笑)
でも飲めなくなる訳ではありませんよ?白湯の効果効能に期待しているなら温め直しはNGってことですので。
1日に飲み切れる白湯(約800ml)を1度に作り保温ボトルなどに入れるのが吉。


白湯の美容ダイエット効果。正しい作り方や1日に飲む量とタイミング まとめ
- 白湯の健康、美容効果
-
- 冷え性改善
- 美容効果
- デトックス
- ダイエット
- 白湯の作り方
-
- 約800mlの水から作る
- やかんや鍋で作るのが良い
- 沸騰後10分~15分加熱を忘れずに
- 電子レンジ電気ポットは時短になる
- ミネラルウォーターは日本産推薦
- 飲むタイミング
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- 起きた後
- 食前・食事中
- 寝る前に
- 1日で飲む量と飲み方
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- 1日600ml~800mlに抑える
- 1日1回その日に飲む分を1度に作るのが理想
- 白湯の温度は40℃~70℃の保温状態をキープ
- 温め直しはNGとされている



白湯の味に関しては、水なので味がないし飽きがくるので、飲み始めは少々抵抗がある方もいらっしゃると思います。
でも飲み慣れてくると「甘く感じるようになった」なんて声もあるので気の持ちようかな?とも思います。(笑)
これを機に・・・これから白湯を普段の生活に取り入れようとしても味の問題だけじゃなく難しい壁が必ずあります。
試しに朝だけ白湯を飲んでみるとか(朝に飲む白湯が1番効果あるので)自分自身が負担なく続けることが大事で精神的にも体調的にもいいですしね。
1日を通して(飲む量は守る)白湯を飲み続けたら1週間ほど継続すれば効果効能を実感できると思います。



早く実感したいからといって飲み過ぎはダメですよ?逆に太る。(困惑)
朝だけなら実感するのに、それなりの時間がかかってしまいますが「いつもの日常にプラスするストレスを軽減することができる。」こんな利点もあります。
”継続は力なり”
やろうとする意味があるなら、やらなくていい理由は必要ありません。
無理をせず自分自身の環境に合った続けかたを見つけて取り入れてみてはいかがでしょうか。





