タマネギの見分け方や保存方法についてお話ししていこうと思います。
良いタマネギの見分け方には2つのポイントがあり【見た目・触感】が重要になります。

この2つのポイントについてお話ししていき、タマネギに含まれている栄養素のことや保存方法などについても触れていこうと思います。
良いタマネギの見分け方


先が乾燥していて硬いもの
タマネギは頭の上から傷んでいきます。軽く押してみて硬さがしっかりしているものは良質な証拠なんですね。
逆に柔らかく感じるものは傷んできている証拠でもあります。
また、上だけじゃなく全体的に硬いものも良質。
重量感がある
全体的に固く締まっていれば重みがあります。
商品をあまり触るのはよくありませんが、同じサイズを比べてみれば結構な違いがありますよ。
皮が乾いていてツヤがあるもの
外皮に締まりがなく皮が浮いていたり、傷がある箇所は下が腐っていたりカビが生えている可能性があります。
まん丸しているもの
良いタマネギほどまん丸としています。
横長・縦長なものは収穫のタイミングが悪かったり熟し過ぎていることもあるので、まん丸なものを選びましょう。
良くないタマネギの特徴
外皮がボロボロだったり全体的に柔らかいものは”食べることはできるけど傷むのが早い”といった傾向があります。
また、先端から芽が出ていたり根が長く伸びているものは栄養を取られてしまっているので味も落ちています。
タマネギの旬
年間通して美味しく食べることができます。
新玉ねぎが出回るのは2月中旬~4月。
タマネギの栄養素と効果効能
- 炭水化物
- 硫化アリル
- ビタミンB1、B2
- ビタミンC
- カルシウム
- カリウム
血液がサラサラになる
タマネギに含まれている硫化アリルは、ビタミンB1の吸収率を上げるほかコレステロール代謝を促し血液をサラサラにする働きがあります。
血液がサラサラになることで「動脈硬化・高血圧・糖尿病・脳血栓」などの予防に繋がりますが、硫化アリルは熱に弱く加熱調理するとその効果が失われるので生のまま食べる必要があります。



しかし熱を加えることで硫化アリルはプロピルメルカプタンとゆう甘味成分へと変わる特徴もあるので、加熱調理がダメな訳ではありません。
タマネギを水にさらすのはよくない!



硫化アリルはタマネギの辛味成分の元でもあります。
生でタマネギを食べる時に辛味を抜く為に水にさらす下調理法がありますが、これがよくありません。
水にさらすことで辛味が抜けますが同時に硫化アリルも水に流れ出てしまいます。
辛味を抜くだけならタマネギを切った後、空気に4~5分さらすだけで十分辛味が抜けるので水にさらすことは避けましょう。
タマネギの保存期間
保存方法 | 保存期間 |
常温保存 | 2か月 |
冷蔵保存 | 1か月 |
冷凍保存 | 1か月 |
タマネギは「高温多湿・直射日光」を避け風通しの良い場所で常温保存するのが1番長持ちします。
よく、冷蔵保存したらタマネギの辛味が緩和されるから冷蔵庫で保存している方がいますが、タマネギを調理する約30分前に冷蔵庫に入れておくだけで同じ効果があるんですよね。
なので辛味を緩和したいがために保存期間を約1ヶ月縮めてしまうのは個人的にもったいないと思います。あくまでも自己談ですが。(苦笑)
- 冬場の場合
-
冬場であれば風通しが良く、直射日光が当たらない日陰に場所で保存するのが最適。
その際、玉ねぎをネットに入れて吊るすのが好ましいです。常温で約1~2ヶ月保存することができます。 - 冬以外の季節
-
特に高温多湿になりがちな夏場は、冷蔵庫で保存するのは1番良いです。野菜室は湿度が高いので冷蔵室で。
その際、玉ねぎ1玉ずつを新聞紙で包むのがポイント。
約1ヶ月日持ちすることができます。
タマネギの保存方法



タマネギは湿気に弱く直射日光が当たらない風通し良い場所が保存に適しています。
また長持ちさせる秘訣としては1つ1つが触れないように(重ならないように)しておくとより良いです。
タマネギの保存方法は常温保存以外にも、野菜室で冷蔵保存する方法や冷凍保存する保存法があるので、それぞれの仕方や保存期間などについて触れていきたいと思います。
タマネギの常温保存
タマネギは常温保存が1番長持ちし保存期間は約2ヶ月。
常温保存する場合は「高温多湿・直射日光」などの場所は避けて風通しの良い冷暗所で保存するのが鉄則です。
袋やカゴに入れるなら通気性の良いもの、例えば網状や穴が空いているような物が好ましく1個ずつ新聞紙で包んで保存するのがポイントです。
タマネギは1つが腐ってしまうと触れている部分から腐敗菌が伝染し別のタマネギも腐ってしまうからです。
- 冬場の場合
-
冬場であれば風通しが良く、直射日光が当たらない日陰に場所で保存するのが最適。
その際、玉ねぎをネットに入れて吊るすのが好ましいです。常温で約1~2ヶ月保存することができます。 - 冬以外の季節
-
特に高温多湿になりがちな夏場は、冷蔵庫で保存するのは1番良いです。野菜室は湿度が高いので冷蔵室で。
その際、玉ねぎ1玉ずつを新聞紙で包むのがポイント。
約1ヶ月日持ちすることができます。
吊るして保存する方法
常に日陰で風通しの良い場所なら外に吊るして保存することもできますよ。
みかんのネットや人に見られない場所ならストッキングなどに入れ吊るして保存しておくだけです。


タマネギの冷蔵保存
タマネギを冷蔵保存するなら保存期間は約1ヶ月。
野菜室での冷蔵保存がメインになりますが、買ってきたまま(ネットも含む)はいけません。
タマネギは湿度に弱く野菜室でもあまりいい環境ではないので、1個ずつ新聞紙に包んでからポリ袋に入れて保存しましょう。
ポリ袋の口は軽く締める程度がよく、密封してしまうのはよくありません。
カットしたタマネギ。
カットした(余った)タマネギはラップに包んでから野菜室に保存しましょう。
目安の保存期間は3~4日
この時、皮や芯が付いていたほうが傷みにくく取ってしまった場合は2日程度しか保存が効きません。
いずれにせよカットした(余った)タマネギは早めに使い切るようにしましょう。
タマネギの冷凍保存。
タマネギは冷凍保存することもできて保存期間は冷蔵保存と同じ約1ヶ月が目安。
丸ごと冷凍保存と言う訳じゃなく、薄切り・みじん切りなど解凍したら料理にそのまま使えるように切ってから保存するのがポイントです。
使い切れる量ごとにラップで平らに包みジップロックなどの保存袋に入れて冷凍します。
薄切りやみじん切りした冷凍タマネギならサラダ油を熱したフライパンで凍ったまま炒めることもできますし、煮物を作る場合でも凍ったまま鍋に入れることができて便利ですよ。
新玉ねぎの保存方法と保存期間



新玉ねぎはタマネギと比べて非常に傷みやすく購入したらできるだけ早く食べてしまうのが理想です。
保存期間は約1週間程度。
またタマネギなら常温保存が1番長持ちしますが、新玉ねぎは常温保存より冷蔵保存が適しています。
1個ずつ新聞紙で包みポリ袋に入れて口を軽く締めてから野菜室で保存がオススメですよ。
タマネギが腐るとどうなる?
- 異臭がする
- ぶよぶよしている
- 芽が生えている
- 茶色く変色している



上記の項目に当てはまるようなら腐っているので破棄してくださいね。
またタマネギは腐った部分から腐敗菌が伝染し、他のタマネギも腐ってしまう特徴があるので、腐っているタマネギを見つけたらすぐに破棄しましょう。
長期間保存が可能なタマネギですが、湿度の高い所や直射日光の当たる場所などで保存しているとすぐに腐ってしまいます。
他にも、ギューギューに詰め込まれた状態もよくありません。
また、適切な場所で保存していても長期保存していれば何かしらの変化が見えてしまいますよね。
そこで心配になるのが腐っているのかわからない状態。
玉ねぎが腐った時の詳しい見分け方や腐っているように見えて実は腐っていない状態などをコチラの記事にてお話ししています。


良いタマネギの見分け方・選び方や特徴。【常温・冷蔵・冷凍】の保存方法。まとめ。



いかがだったでしょうか?
- 先が乾燥していて硬いもの
- 重量感がある
- 皮が乾いてツヤがあるもの
- まん丸しているもの
保存方法 | 保存期間 |
常温保存 | 2か月 |
冷蔵保存 | 1か月 |
冷凍保存 | 1か月 |
保存は常温保存が1番長持ちで高温多湿、直射日光を避けて保存。
風通し良い場所で吊るして保存するのも良いです。
冷蔵庫で保存する場合は紙などで包んでから保存するようにしましょう。

