今や冷凍食品は弁当のおかずだけではなく、食事の1品として出せるほどレベルが高く冷凍庫に常備されている方が多いと思います。ホントに美味しくて便利。
しかし弁当のおかずや少ししか使わなかった時・・・
つまり1度冷凍食品を開けてしまったら賞味期限はどうなってしまうのか?
また、冷凍食品を解凍したものの1度に食べきれず残ってしまったらいつまで持つのか?
今回はそんな冷凍食品のお話しをしたいと思います。
冷凍食品の賞味期限
冷凍食品にもちゃんと賞味期限があります。
冷凍食品の賞味期限は平均3ヶ月から4ヶ月。商品によっては1ヶ月と冷凍食品なのに「そんなに短いの!?」と思うようなものもあります。
冷凍食品のパッケージをよく見ると賞味期限がしっかりと記載されているので要チェックです。(賞味期限が記載されていない商品もあります。詳しくは下記にて)
そして冷凍食品の賞味期限は同じ食べ物であってもメーカーによって違うことが多いです。
ただ、一般社団法人日本冷凍食品協会などの機関があり品目ごとの参考資料として賞味期限の目安を例示しています。
- 魚フライ 12~18ヶ月
- コロッケ 8~12ヶ月
- ハンバーグ 10~12ヶ月
- 焼売、春巻 10~12ヶ月
- 米飯類 12~15ヶ月
- うどん 10~12ヶ月
- グラタン 15~18ヶ月
ここからは国際冷凍協会による調査結果の基づいて日本冷凍食品協会が作成した例示
- 牛肉(生) 12ヶ月
- 豚肉(生) 9ヶ月
- 鶏肉(生) 12ヶ月
- 多脂肪魚(生) 4ヶ月
- 少脂肪魚(生) 8ヶ月
- ヒラメ、カレイ(生) 10ヶ月
- カニ、エビ(生) 6ヶ月
- 二枚貝、カキ(生) 4ヶ月
冷凍食品は常に-18℃以下の条件で冷凍保存する事が前提とされています。
日本冷凍食品協会が例示する賞味期限、冷凍食品に記載されている賞味期限は-18℃以下に保たれた場合のことです。
家庭の冷凍庫では扉の開け閉めの頻度が高いことから、冷凍庫内の温度変化が激しく-18℃以下を保つことは難しくもあるので、実際の賞味期限よりも早めに食べるようにしましょう!
賞味期限切れの冷凍食品は食べられる?
賞味期限が切れた冷凍食品は食べてはいけないわけじゃありません。賞味期限はあくまでも”美味しく食べることのできる期間であり”腐るわけじゃないので。
消費期限が過ぎてしまった場合は食べてはいけません。消費期限は”安全に食べることのできる期間”なので過ぎてしまっている場合は必ず破棄しましょう。
ただ冷凍食品に記載される期限は”賞味期限”です。
多少過ぎてしまっていても「見た目・臭い」など変化がないようであれば自身で判断して下さい。

そこは自己責任になっちゃいます。
とゆうのも、冷凍食品メーカー公式サイトでは賞味期限切れの商品は味や風味が劣化するので食べることは推奨されていません。
ただ、消費者庁のサイトでは賞味期限切れの食品について「食べることができなくなるわけじゃないので見た目や臭いなどから個別に判断して下さい」と文面があります。
これは調理法によっては賞味期限が過ぎてしまっても食べられるものもあり、無駄な食品ロスを減らしていこうという呼びかけの意味もあります。
ですので、当サイトでは賞味期限切れの冷凍食品については曖昧な表現しかできません。
冷凍食品が腐ると?
第一に冷凍食品は腐りません。
とゆうのも、食べ物が腐る原因となる微生物は-12℃以下では活動できないのです。
なので冷凍庫で保存していれば冷凍食品が腐ることはありませんが食べることができなくなるようにはなります。

ややこしいですね(苦笑)
食べることができない=腐るがもっともらしい表現だと思ったので「冷凍食品が腐ると?」とゆうタイトルにしました。
そして、腐っているわけじゃないけど食べられなくなった冷凍食品の特徴が以下になります。
霜だらけのもの
冷凍庫の開け閉めによる温度変化で霜が出来て庫内や食品に霜がついてしまいます。
未開封の状態でパッケージだけに霜がついたならまだしも、食品に霜がついてしまっている場合は食べることを避け破棄したほうがいいでしょう。
霜がついてしまった食品は品質が低下しておいしくなくなっています。
冷凍焼けしているもの
冷凍焼けの特徴は「変色・パサパサ・ボソボソ・独特な臭い」が上げられます。
食べることができないわけじゃありませんが、風味や味もかなり落ちているのでおいしくありません。
冷凍庫内で長期保存していると食材が乾燥していきます。乾燥により食材の中の水分がなくなると酸化が進行。この一連の流れによって起こるのが冷凍焼けなんです。
冷凍食品の冷凍焼けを防ぐ方法としては、開封した後はしっかりと密封すること。
そして早めに食べきるようにすることです。
パッケージが膨張しているもの
冷凍食品を長期保存していると、パッケージが膨張する場合があります。
1つは冷凍庫内の温度変化による膨張。この場合は中身を確認し見た目の変化や臭いに問題がなければ食べることができます。
2つ目が中の食材が腐ったせいでガスが発生し膨張した場合です。
この場合は間違いなく食べることはできないので必ず破棄しましょう!
1度開けた冷凍食品の賞味期限
未開封なら記載されている賞味期限を目安にできますが、1度開開けてしまうと賞味期限はグッっと縮まります。
1度開けた冷凍食品の賞味期限は1~2週間が目安。
上記でお話しした通り冷凍しているから腐らない!などと言う事はなく1度開けてしまった冷凍食品は冷凍焼けを起こします。
冷凍しているから大丈夫などと思わず1度開けてしまったら早めに食べましょう。
冷凍食品の開封後の保存
余った冷凍食品を保存する注意点はしっかりと密封して保存することです。
空気に触れてしまうと先ほど述べた、霜、冷凍焼けの原因になります。
開けたパッケージのまま保存するよりはフリーザーパックや密封できるものに入れ替えて保存すると良いです。

冷凍食品は再度冷凍できる?

【できません!】
冷凍食品なんだから余ってしまった(残ってしまった)場合再度冷凍できるんじゃない?
なんて思えそうですが、解凍した冷凍食品は再度冷凍保存する事はできません。
できないと言うより確実に美味しく食べられなくなります。
解凍した(温めた)冷凍食品を再び冷凍すると食品の組織が壊れてしまい不味くなります。
冷凍食品を解凍した場合は必ずその日(場)で食べるようにしましょうね。
冷凍食品を美味しく食べるコツ
やはりこれは、冷凍食品の保存状態によって変わります。
上記でもお話ししましたが冷凍食品は-18℃での保存を目安に作られています。
自宅でよくありがちの冷凍庫から少しの食品を取り出す際、開けっ放しなどしてませんか?
この行為が冷凍庫内の温度を上げる事になり冷凍食品の劣化が進む原因になります。
まあこれは冷凍庫内すべての食品に対しても言える事ですが(苦笑)
冷凍食品をレンチンする時

冷凍食品をレンチンする時は1度にたくさんしないです。
パッケージに書いてある温め方法の数より多く解凍したい時だってあります。
しかしそれをしてしまうと温めにムラが出てキチンと解凍できていなかったり温め過ぎて固くなったり干乾びてしまいます。
もっと言うと電子レンジの種類によってはパッケージ通りにしても上手く解凍できない場合だってあります。
めんどうかもしれませんが冷凍食品は少量ずつレンチンする事をオススメします。
1度開けてしまった冷凍食品の賞味期限ってどうなる?まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
冷凍食品について語ってみました!
冷凍食品は昔に比べ品質、美味しさ共に格段に上がっています!!

今や、お弁当のおかずだけではなく休日のお昼ご飯や時間がない時の夕食に出しても全然イケる美味しさですよね(歓喜)
しかしながら冷凍食品にもしっかりと賞味期限があります。
せっかく美味しい冷凍食品も賞味期限が過ぎてしまえば台無しに。。。(うぅぅ)
冷凍食品の扱い方を間違えてしまっても台無しに。。。
食品、食材は賞味期限があります。しっかりと守りダメだと思ったら潔く捨てる事も大事です。
