
苦みこそがゴーヤの美味さ!
今回はゴーヤの栄養成分や実は食べることができるゴーヤのワタとタネ。
長寿の野菜としても有名でビタミン・ミネラル・カロテンなど栄養素が豊富に含まれています。
しかしちゃんとした保存状態でなければ鮮度が落ちやすく栄養素が低下します。
ゴーヤの果肉より栄養満点で美味い新事実あり!
世界はそれを罪だと言った・・・
刮目せよッッッ!!
ゴーヤの栄養と効能
- モモルデシン
- ビタミンC
- 鉄分
- 食物繊維
- カルシウム
モモルデシン
20種類以上のアミノ酸から成る栄養成分で、モモルデシンこそゴーヤが苦い原因。



すなわちゴーヤならではの栄養成分なんです。
モモルデシンがもたらす効能は胃腸改善に伴い【夏バテ改善・食欲増進】
他にも血圧を下げる効果や頭痛改善などがあります。
ビタミンC
レモンの約3倍、トマトの約5倍ものビタミンCが含まれいます。
ビタミンCは水溶性ビタミンのひとつでコラーゲンを生成する働きがあり、これにより皮ふや粘膜の健康維持に役立つので肌荒れ防止・改善に期待できます。
また日々のストレスの抵抗力を強めてくれたり抗酸化作用もあるので、動脈硬化・心疾患の予防にも。
通常のビタミンCは水溶性のビタミンで、熱にとても弱く加熱調理すると失われてしまうことが多いんです。



しかしゴーヤに含まれているビタミンCは非常に熱に強いのが特徴的なんです!
鉄分
含有量はほうれん草の約2倍で鉄分は血流を良くし血の巡りが良くなるので、冷え性の予防や改善貧血の防止に繋がります。
ビタミンCと同時に摂取することでより効果的に吸収することができます。



ゴーヤにビタミンCも含まれているので鉄分摂取に最高です。
食物繊維
腸内環境を整える効能があるので【便秘解消・肥満予防・軟便の改善、予防】
病気の予防として【動脈硬化・大腸癌・糖尿病】などや腸内細菌・・・食品中の毒性物質の排除促進する効果が期待できます。



セロリに比べ約30倍もの食物繊維がゴーヤには含まれています。
カルシウム
牛乳の約14倍ものカルシウムがゴーヤに含まれています。
骨や歯が丈夫になり骨粗しょう症の予防にも繋がります。
逆に不足すると歯や骨が弱くなり幼児では骨の発育障害が起こり成長が悪くなります。
大きく丈夫な体に育ってほしい子供に摂らせたい栄養素です。



またイライラが解消されることでも有名ですよね。
ゴーヤのタネとワタは食べられる
よくゴーヤの苦みを軽減するにはタネとワタをしっかりと取り除くこと!



なんて聞いたことがある方多いんじゃないでしょうか?



これは完全な間違いで
ゴーヤの苦みは果肉に含まれているモモルデシンという成分なんでタネとワタは全く苦みとは関係ありません。
タネ&ワタ「無罪放免である。」
そしてゴーヤのワタとタネは果肉以上に栄養満点であり、ゴーヤのタネとワタは食べることができます。
タネ&ワタ「ドヤァァwww」
ゴーヤのタネとワタの栄養
ゴーヤの果肉はビタミンCが豊富で、加熱に強い特別なビタミンCとお伝えしましたがゴーヤのタネはその2倍!ワタはその3倍!



捨てたらアカンやつw
タネには「共役リノレン酸」という成分が含まれており、共役リノレン酸は体内で「共役リノール酸(CLA)」という脂肪酸に変化します。
このCLAは体脂肪の燃焼を促す効果があるとされており北海道大学、大学院水産科学研究科で研究されています。
ワタとタネの食べ方。
ワタはフワフワ食感で「お麩」のような感じ。
タネは見た目通りのカリカリ食感です。



もう1度言いますが、ゴーヤ独特の苦みは果肉(皮)の部分なのでワタやタネは苦みがありません。



ワタが好きな人は多く、果肉よりワタを食べたいがためにゴーヤを買う人もいるようです(笑)
ゴーヤチャンプルーならワタとタネ付きのまま作ったり、天ぷらや揚げ物ならそのまま輪切りにして揚げたりと食べ方は至ってシンプルです。
その他にもゴーヤのワタとタネのレシピはたくさんあります。
「ゴーヤ タネとワタ レシピ」



検索をかければ、いくらでも出てくるのでココでは割愛します(*^^)v
ゴーヤの保存方法
ここではゴーヤの保存方法「常温・冷蔵・冷凍」を詳しくお話ししていきたいと思います。
ゴーヤの常温保存方法
ゴーヤは常温保存することができますが、良くて1~2日程度が限度です。
ゴーヤは温度が28℃以上になると熟成が進みます。
熟成が進むと表面は黄色く中の種は赤くなります。
一見腐ったように見えてしまいますが、熟しただけなので食べることはできます。
ただシャキシャキ食感は無くなっているので、普通のゴーヤとして食べるのはちょっとって感じで、熟したゴーヤなりの食べ方、調理をしたほうがいいです。つくだ煮など食感をあまり重要視しない料理。
ゴーヤの冷蔵保存方法
ゴーヤの表面に付着している汚れやホコリを拭き取り、ラップやポリ袋に包んで縦置きで野菜室に保存。



冷気に直接当たると痛みやすくなるので必ず包むようにしましょう。
保存期間は5日ほど
冷蔵保存で保存期間を延ばしたい時は、ゴーヤを下処理してから冷蔵保存することで保存期間が7日~10日程延ばすことができます。
ゴーヤの下処理手順。
ゴーヤを縦半分に切りスプーンを使い種とワタを取り除きます。
ラップでピッタリとゴーヤを包み、切り口を下にして野菜室で保存します。



ゴーヤは種とワタから傷み始めるので、取り除いておくことで保存期間が延びると言うことです。
タネ&ワタ「え?」
ゴーヤの冷凍保存方法
ゴーヤの冷凍保存は下処理してからになります。
そのまんま冷凍保存することはできません。
冷凍保存手順。
ゴーヤを縦半分に切りスプーンを使い種とワタを取り除きます。
使いやすい大きさに切ってからフリーザーパックなど密封できる袋に入れて冷凍保存。
冷凍保存期間:約1ヶ月
タネ&ワタ「やっぱり俺達って・・・」
苦味が気になる方はスライスした後、塩揉みや下茹でしてからしっかりと水分拭き取って、フリーザーパックなど密封できる袋に入れて冷凍保存してください。
フリーザーバックは密閉性・気密性の高いものを使用しましょう。
弱いものだと空気が入りやすく中の食品がダメになってしまうので。
一般的にWジッパーのものは密閉性・気密性が高く保存に優れています。
ジップロックならWジッパーなのでオススメです。





調理に使う際は解凍せずとも冷凍のまま調理できます。
ゴーヤが腐るとどうなる?
- 茶色く変色している
- 異臭がする
- カビが生えている
- 極度にブヨブヨしている



上記のような状態が見られる場合は食べずに破棄するようにしましょう。
またこれら以外でも違和感があるようなら食べないほうがいいです。
ゴーヤは時間が経つと熟成が進み、表面が黄色く中の種は赤くなります。
この状態ならまだ食べることはできますが、熟成の先は腐るなので、熟成が進んでいるようなら早めに食べるようにしましょう。
ゴーヤの栄養。ワタとタネは食べられる!保存方法と腐るとどうなる?まとめ
- ゴーヤは夏バテ改善に必要不可欠
- ビタミンCは熱に強く加熱調理しても壊れにくい
- 鉄分はほうれん草の2倍
- カルシウムは牛乳の14倍
- ワタとタネは食べられる
- 以外にもワタが美味い
- タネは皮の2倍のビタミンC
- ワタは皮の3倍のビタミンC



タネとワタは栄養満点で食べたほうが健康的です。苦み成分の元でもないので必要以上に捨てるのはヤメたほうがいいですね。
タネ&ワタ「そだそだ!」
- 常温保存
-
温度28℃以上になると熟成が早くなるので1~2日を目安に食べるようにしましょう。
熟成が進むと表面は黄色く、中のタネは赤くなりますが食べることはできます。
それ以上保存すると腐ってしまうので注意。 - 冷蔵保存
-
冷気に直接当たると良くないので、ラップかポリ袋で包んで野菜室に保存。
保存期間は5日ほど。
タネとワタを取り除いて保存すると少しだけ保存期間を延ばすことができます。プラス2~3日 - 冷凍保存
-
冷凍保存するにはタネとワタを取り除いてから切って冷凍保存。
調理に使うときは冷凍のまま使うことができます。
保存期間は1ヶ月ほど。
冷凍するときはしっかりとしたフリーザーパックに入れましょう。

