
缶詰を直火で温める行為っていいと思いますか?悪いと思いますか?
結果を先にお伝えすると缶詰の直火はよくありません。
もっと言うと缶詰業界では御法度とされているみたいです(驚)
その理由に関しては下記でお伝えするとして・・・。
その一方で缶詰の直火は全然アリ!と言う声もあります。
今回はそんな缶詰の直火についてお話ししていきたいと思います!
缶詰の直火は避けたほうがいい。
今の缶詰は内側に金属の腐蝕防止のためにコーティングが施されています。
缶詰を直火で加熱してしまうとコーティング剤が熱によって溶け出し、有害物質が出ることから直火は避けたほうがいいと言われています。



この有害物質が人体にどのような害があるかはハッキリとは分かっていません。
また缶詰自体、調理器具として使う前提・・・缶のまま火にかけて調理することを想定して作られてもいません。
缶詰食品の各メーカーさんも缶詰を直接火にかけて温めることに注意を促しているので、缶詰の直火はやめておいたほうがいいかもしれませんね。
缶詰を直火以外で温める方法
- 鍋で湯煎
- トースターで加熱
- 別の容器に移し変える
鍋で湯煎



鍋で湯煎する手順は以下の通り。
- 鍋に缶詰がかぶるぐらいの水を入れる
- 沸騰したら弱火にして缶詰を入れる(フタは開けない)
- そのまま5分放置
- 缶詰を取り出し出来上がり。
缶詰を湯煎で温める方法は結構オススメで、中までしっかりと熱くなってふっくらと仕上がります。
ただ鍋から缶詰を取り出すときはかなり熱くなっているので十分に注意してください。
トースターで加熱する



トースターで加熱する手順は次の通り。
- 缶詰のフタを開ける
- そのままトースターで加熱
- 時間の目安は5~7分
- 熱くなっているのでミトンなどを使って取り出す
トースターで加熱すると上の部分が香ばしく仕上がります。
別の容器に移し変えることなく、温かく食べることができるので個人的にはオススメ。
缶詰の直火が良くない理由は、中のコーティング剤が溶けだすことですが、トースターの加熱温度だと金属を溶かすほどでもないので大丈夫です。



ただ加熱のし過ぎには十分注意したいので5~7分の加熱時間は守るようにしましょう。
別の容器に移して加熱する



これは電子レンジですねw
缶詰のまま電子レンジでの加熱は火花が飛び散る、壊れる可能性が高いので絶対に別の容器、耐熱用のお皿に移し変えてからにしましょう。
どうしても缶詰を直火で温めたい場合は?
キャンプや野外でのバーベキューなど、どうしても缶詰を直火で温めたいときってありますよね?(雰囲気的な意味合いとして)



実は缶詰を直火で温める方法はあるんです!
- 缶詰は直火を想定して作られていない
- 直火は高温過ぎるためコーティング剤が溶けてしまう
- 蓋を開けないで加熱すると爆発する危険がある
要は、直火による高温で中のコーティング剤が溶けてしまうから缶詰の直火がダメとされています。(色々と割愛してますw)
ならば、そのコーティング剤が溶けださない温度で缶詰を直火で温めたらいけるんじゃない?って思って調べたらあったんですよね。
缶詰をそのまま温められるCROSS WARMERとは?





CROSS WARMERはロウソクの火を使い100℃程度で缶詰を加熱して温められる商品。
缶詰の直火が危険視されているのはコーティング剤が溶けだすから。
そのコーティング剤は200℃までなら耐えられる、それ以下なら溶けださないとされていて、お湯の沸点である100℃程度なら比較的問題ないそうです。
それに缶詰の中には水分や油分も含まれているので尚更ですよね。
検証結果として、CROSS WARMERは燃料がロウソクの火なので80分間加熱し続けても最大60℃までしか中の温度は上がらない結果もあります。



以上のことから缶詰を直火で温めたいならCROSS WARMERは必須になります。
缶詰の直火は可能?オイルサーディンなど温め方はどうする?まとめ
- 缶詰は直火を想定して作られていない
- 直火は高温過ぎるためコーティング剤が溶けてしまう
- 蓋を開けないで加熱すると爆発する危険がある
- 鍋で湯煎
- トースターで加熱
- 別の容器に移し変える
- 缶詰をそのまま温めらる商品
- 燃料がロウソク
- コーティング剤が溶けだす温度まで加熱されない
- 最高温度は60℃



この記事を書くとき、色々と調べて缶詰の直火を断念しました。
その時1番不憫に思ったことが、じゃあオイルサーディンの缶詰はどうしようでしたw(あのグツグツした感じの熱々が大好きだから)
直火がダメならレンチン?常温?絶対マズいだろ!とも思いましたね(笑)
CROSS WARMERは缶詰界の救世主。



速攻ポチしましたw
また機会があればCROSS WARMERの商品レビュー記事を書きたいと思います!
補足。
CROSS WARMERで水を温めても沸騰はしません!最高温度が60℃前後なので。
なのでCROSS WARMERのもうひとつの使い方としては、熱燗とかお湯割り、温めてもアルコールが飛ばないのでそういった使い方でも重宝できますよ!

